【プロ直伝】IKEAトロファストをDIY塗装!絶対失敗しない手順と「3つのNG行為」

成長科学

こんにちは! 現役の塗装職人であり、現場監督もしているパパです。

以前の記事で、私は「IKEAのトロファストをDIYで塗装するのは、コスパが悪いからやめとけ!」とお伝えしました。

しかし! 「もう塗ってしまって、ボロボロに剥がれてきたから直したい!」 「コスパが悪くてもいい!どうしても部屋の雰囲気に合わせて色を変えたい!」

という熱意あるパパママも多いはずです。

そこで今回は、現役の塗装職人である私が、「剥がれる覚悟があるなら、プロと同じこの手順でやれ!」というガチの塗装マニュアルを公開します。

中途半端な知識で塗ると、必ず失敗(はがれ・色ムラ)します。 しっかり準備をして、最高の仕上がりを目指しましょう!


まず知っておくべき「トロファストの仕様」

そもそも、なぜトロファストの塗装は失敗しやすいのか?

それは、木枠の素材が「パイン無垢材 + 着色アクリルクリアラッカー塗装」だからです。

表面にすでにツルツルした「ラッカー(塗膜)」が乗っているため、上からただペンキを塗っても、滑ってしまい全く密着しません。

これが「すぐ剥がれる」最大の原因です。


絶対やってはいけない!塗装の「NG行為」3選

プロの目から見て、DIY初心者が絶対にやってはいけないNG行為を解説します。

NG①:オイルステイン系の塗料を使う

「木目を生かしておしゃれにしたい!」と、オイルステイン(木材に浸透させる塗料)を選ぶ人がいますが、絶対におすすめしません。

トロファストにはすでにクリアラッカーが塗られているため、ステインが木に浸透せず、強烈な「はじき」や「色ムラ」が必ず出ます。

(完全にラッカーを削り落とせば塗れますが、素人には難易度が高すぎます)

NG②:溶剤系(シンナー系)の塗料を使う

「溶剤系の方が強そう」と思うかもしれませんが、これもNGです。

溶剤系の塗料を塗ると、既存のラッカー塗膜が溶けたり、シワシワに「起きて」きたりする可能性があります。

さらに重要なのが「健康被害」です。

私は「有機溶剤作業主任者」という国家資格を持っていますが、プロから見ても、密閉された室内(家の中)で有機溶剤を使うのはリスクが高すぎます。

大切なお子さんがいるご家庭なら、なおさら避けるべきです。

NG③:ケレン(下地処理)の不足

「そのまま上から塗っちゃえ!」は一番やってはいけません。

塗装において、仕上がりの9割は「ケレン(やすり掛け等の下地処理)」で決まります。

ここをサボると、1ヶ月でパラパラと塗装が剥がれてきます。


現場監督が推奨する「正しい塗装手順」と必要な道具

では、どうすれば綺麗に塗れるのか?プロの「施工手順」を公開します。

① 塗料は「水性塗料」一択!

匂いが少なく、健康被害のリスクもない「水性塗料」を選んでください。最近の水性塗料は非常に優秀で、デメリットはほぼありません。

② ケレン(ペーパー掛け)の徹底

既存のツルツルした塗膜が「白っぽく曇る」くらいまで、全体にしっかりと紙やすり(ペーパー)を掛けます。 ここで注意!粗すぎるやすりを使うと、塗装後に削り跡が浮き出ます。 プロの推奨は「240番〜320番」の目の細かいやすりです。

削り終わったら、木の表面に残ったカス(粉)を、固く絞った濡れ布巾で完璧に拭き取ってください。粉が残っていると塗料が密着しません。

③ 塗装は「ローラー」で薄く2回塗り!

刷毛(ハケ)で塗ると、素人は必ずムラになります。 「3〜4インチの中毛ローラー」を使ってください。コロコロ転がすだけで、誰でもプロ並みに綺麗に仕上がります。

以下の点に注意して塗装してみてください!

  • 途中で止めず、端から端まで一本通すこと(途中で繋ぐと継ぎ目が出ます)。
  • 1回で厚塗りせず、「薄く2回塗る」のが最大のコツです。

⚠️ 現場監督からの最大の注意点(重要)

トロファストには「プラスチックケースを入れるための溝」があります。

ここに塗料を厚塗りしてしまうと、ケースが引っかかって入らなくなる可能性があります!

溝の部分は特に慎重に、薄く薄く塗ることを意識してください。

ローラーで塗装が難しいところは、刷毛で塗装します!


覚悟と準備があるなら、やってみよう!

いかがでしたか?

現役の塗装職人としては、「しっかりした準備が必要だし、やっぱりコスパは悪いよ」というのが本音です。

しかし、自分の手で子供の家具を好みの色に染め上げるのは、DIYの醍醐味でもあります。

どうしてもやりたいパパママは、今回紹介した「正しい道具」と「プロの手順」を守って、最高のトロファストを完成させてください!

ご安全に!!

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